私がMacBook Proを購入した理由
私がMacBook Proを購入した理由
Windows搭載PCであれば星の数ほど多用な機種が販売されていますが、MacはAppleが販売する数機種しかありません。
選択肢が少ないということは、自分に最適な機種を探すのが簡単だということですが、その反面、自分にぴったりの機種が無い場合は選択に迷うことになります。
現在MacBook Airを使用している私がMacBook Proを購入した理由を書き記したいと思います。
【なぜMacか】
2018年現在、個人用のPCといえばWindowsが定番です。
私もWindows 7搭載のPCをメイン機に使用しています。通常の用途であればWindowsで充分であり、私にはMacよりWindowsの方が向いています。
しかし、どうしてもMacでなければできないことがあります。
それはiOSアプリ開発です。
iOSアプリ開発にはXcodeというソフトが必須であり、XcodeはMacでしか動きません。
iOSアプリ開発のためだけに、私はMacを購入するのです。
【初めてのMacと買い替え】
初めてのMacはMacBook Airを選択しました。
当時の私はMacに触れた経験が全くなかったので、Macを使いこなせるかどうか分からなかったし、私がiOSアプリ開発をできるのかも分かりませんでした。
だからまずは様子見として、最も安価なMacを買ってみようと思い、MacBook Airを選択しました。もちろん最小構成です。
Mac miniの方が安価でしたが、デスクトップPCでは使用中のWindows PCとの共存方法を考える必要があったので、それ単体で完結するノートPCの中で最も安価なMacBook Airを選択しました。
App Storeに幾つかのアプリを公開するレベルまで導いてくれたMacBook Airには特別な愛着を覚えるのですが、少しプログラムの規模が大きくなると性能不足を感じるようになりました。
無理を押してMacBook Airを使い続けることは可能ではあったのですが、プログラミングの勉強に悪影響が出るものと判断して、より高性能なMacに買い換えることを決意しました。
【中古か新品か】
必要な性能を有していればいいので、新品でなくても構いません。
もし購入しようとしているのがWindows PCであれば、中古を選択していた可能性があります。
しかしMacの中古は、あまり価格が下がらないように思います。
Windows PCの感覚で中古Macの年式と価格を見ると、Macは割高に感じます。中古を選択することで得られる価格面でのお得感が、凄く小さいように思うのです。
オークションやフリーマーケット等のWebサイトをチェックすることは継続しつつも、Appleから新品を購入する方針としました。
ノート型はMacBook, MacBook Air, MacBook Proの3機種、デスクトップ型はiMac, iMac Pro, Mac Pro, Mac miniの4機種、計7機種があります。
今回はMacBook Airからの買い替えなので、6機種から選択することになります。
【選択は消去法】
MacBook Airの購入は未知との邂逅でしたが、今回は購入するMacを使って行うプログラミングのスタイルがある程度明確にイメージできています。
求めるMacの条件は次のとおり。
・デスクトップ型であること。
持ち運ばずデスクに据え置いて使用します。ノート型を購入すると、ディスプレイ、キーボード、トラックパッド、バッテリーが無駄になってしまいます。
金銭面で勿体無いし、これらを製品という形にした開発者や技術者に失礼だと思うのです。
・予算は無制限、ただし常識の範囲内で。
今回は性能重視で価格は二の次です。具体的な予算は設定しませんが、限度というものがあります。
購入するものはパソコンなので30万円以内に収まったらいいな。そんな漠然とした感覚で機種と構成を選定します。
・明確な性能の向上が体感できること。
一番重要な条件ですが、具体的な内容がわかりません。
ベンチマークテストくらいしか指標となるものがありませんが、どの程度の変化を体感できるのかがわかりません。
処理速度が3倍高速になったとしても、一文字打つ度に発生する虹色くるくる (Windowsでいう砂時計) が10秒から3秒になるというのでは意味がありません。虹色くるくるが「発生しない」ほどの性能向上がなければいけません。
たったこれだけの条件ですが、ぴったりマッチする機種はありませんでした。
これがベストだと指名できる機種がないので、多少の妥協を含めつつ、消去法で機種選定を行うこととしました。
【iMac Proは高額過ぎる】
iMac Proは最も最近新型が発売されたデスクトップです。
性能は折り紙付きですが、高額過ぎます。最小構成で55万円から。私の稚拙なプログラミング技能には不適切です。出費に見合う結果を残せる自信は全くありません。
27インチディスプレイが付いてくるというのも問題です。
ディスプレイは巨大過ぎると使い難いというのが私の持論です。できれば23インチ程度、妥協しても25インチ程度、どうしても27インチというなら縦長で使いたいところですが、それは叶いません。
よってiMac Proは選択肢から外れました。
【Mac Proは古過ぎる】
Mac Proは性能と価格のバランスが良く、最有力候補です。
しかし2018年現在のモデルに刷新されたのは2013年です。
5年落ちのモデルを当時のままの価格で購入するのは納得し難いものがあります。
これは中古で買うべきものです。非常に悩ましいのですが、中古品のチェックは行いつつも新品での購入においては選択肢から外すことにしました。
程よい構成、状態、価格の中古が見付かればMac Proを選択する可能性はあります。
【iMacは残念過ぎる】
iMacは最大でも4コアCPUまでしか選択できないので性能の向上に少々の妥協が生じますが、価格と性能のバランスとしては悪くありません。
27インチの巨大過ぎるディスプレイは不可なので選択するなら21.5インチですが、メイン機のWindows PC用ディスプレイと並べておくには巨大過ぎるし、iMacをメイン機として使うには小さ過ぎます。
iMacをWindowsのディスプレイとして使用できれば妥協の余地はあったのですが、他のMacのサブディスプレイとして使用できても、Windowsのディスプレイとしては機能しないということが判明しました。
Windowsを排除するAppleの姿勢には、自身への自信に敬意を表するところですが、私に合わないという事実は覆りません。これが理由でiMacを購入しなかったという人は、私以外にも大勢いらっしゃるのではないかと思えてなりません。
帯に短し襷に長し、その中途半端さは妥協できる範疇を超過していて、無理に使おうとしても充分な満足は得られないと判断して選択肢から外すことにしました。
【Mac miniは低性能過ぎる】
Mac miniに、6コア程度のCPUが搭載できれば嬉しいのですが、最大構成でも2コアでは求める性能に遠く及びません。
4年落ちであることを補うほどの価格面の魅力があるとは思いますが、そもそもの目的を達成できないので選択肢には入りません。
【MacBookは低性能過ぎる】
低性能過ぎるとは書きましたが、実は低性能過ぎる「と思う」というのが正しい表現です。
何故ならMacBookは携帯性を重視したモデルであるということを知っているので、最初から眼中に無く、ろくに性能を調べてすらいないからです。
このブログを書きながら簡単にAppleのWebサイトを流し読みしましたが、最大構成でも1.4GHzのデュアルコアでは話になりません。
【MacBook Proの妥協点】
消去法で1つ1つ候補から外していくと、MacBook Proだけが残りました。
MacBook Proの妥協点は1つだけ、ノート型PCであるということだけです。
ディスプレイ、キーボード、トラックパッド、バッテリーは無くして価格を安くしてほしいところです。
特にトラックパッドの操作性はWindowsでは得られない珠玉の逸品なので、これが搭載されているのに使わないというのは非常に残念です。
しかし、iMacのディスプレイのように、付いてきたから邪魔で使い物にならないというようなことはありません。妥協できる範囲内です。
そしてノートPCであることは、考え方を変えれば長所と解釈することもできます。
ディスプレイが増えるのでサブディスプレイが1枚増え、作業性の向上に繋がります。現在Windows PCをデュアルディスプレイで使用していますが、MacBook Pro自体のディスプレイを加えればトリプルディスプレイという作業環境を構築できます。
キーボードとマウスが内蔵されているのは、入力装置の不安定性を補完することに繋がります。現在はBluetooth式のキーボードとマウスを使用していますが、万が一のバッテリー切れや、電波干渉による動作不良に対する懸念を解消します。Wi-Fiや他のBluetooth機器を導入することで電波干渉を生じるというのは有り得る話です。
バッテリーを搭載していれば停電も怖くありません。
完全に理想どおりでない点には妥協が必要ですが、考え方次第でそれも長所と解釈できます。
幸いにもMacBook Proは3ヶ月前に2018年モデルへ刷新されたばかりで、欲しいと思った今こそまさに買い時です。
そのような後押しもあって、私はMacBook Proを選択しました。
新品で購入することは既に決めたことなので、AppleのWebサイトで購入手続きを行い、現在は届くのを待っている状態です。
構成によって違いがあるかもしれませんが、購入手続きから手元に届くまでに1週間以上かかるようです。
Amazonのような高速配送に慣れた感覚では少々長いようにも感じますが、その間にWindows PCとMacBook Proの併用を想定したデスク周りに整えることができます。
可能であれば、私が選択したMacBook Proの構成と、配送待ちの間に実施したデスク周りの環境整備についても記したいと思います。
今回は以上です。