macOS Catalinaに見たものと感じたもの

macOSをCatalinaにアップデートしたらブラウザ「Vivaldi」のフォントが変わってしまいました。
High SierraからMojaveにアップデートしたときもフォントが変わったと記憶しています。うろ覚えですが。
設定のXXで戻せるよ、などという問題ではありません。
意図しない変更が行われ、それが顕在化するまで気付くことができず、そうなった原因がわからない。だから不信感を覚える、ということが問題なのです。

それはさておき。

2019-10/8、朝起きたらmacOS Catalinaが来ていたので光の速さで「今すぐアップグレード」ボタンをポチーッ!
バックアップさえ取らずに押してやったぜ。ワイルry...

macOS Catalinaには概ね満足しています。
特に気に入ったのは「探す」機能です。
従来のMac版「友達を探す」は、通知センターに表示するしかないので常時表示できない、操作性が悪い、通知センターを開いてから数分間しか更新されないので最新の情報を得るためには通知センターを閉じて再展開しなければいけない、などの使い勝手の悪さがありました。
「探す」は独立したウインドウなのでデスクトップ上の自由な位置に常時表示できるし、操作性も良く、バックグラウンドで放置していても常に情報が更新されます。
Catalinaにアップデートして良かったと思います。

iPhone 11シリーズはカメラ性能の飛躍的な向上、iOS 13はダークモードとiPad OSの独立、macOS CatalinaはSidecar、これらの機能が目立ちます。
そんな目立つ機能に隠れがちですが、2019年のApple製品は機器間の連携が強化されたことが見逃せないと思います。
AirDropは通信対象として人(つまりApple ID)だけでなく機器を検索できるようになり、「探す」は人を探すことと機器を探すことができるようになると同時にリアルタイム性と正確性が向上しました。
このような機器間の連携強化の先にはWWDC 2019で発表されたスマートタグが存在し、これらの連携機能は日常においてApple製品を多く使うほど、多くの人が使うほど、より真価を発揮します。
しかも個人情報は保護され安全に安心して使うことができる(とAppleは説明している)ので連携が密になることを否定する理由がありません。
あたかもAppleネットワークが構築されつつあるようだと感じます。

macOS Catalinaの新機能に、Appleが生活に浸透していく様の片鱗を見たような気がします。
こんなことはAppleにしかできません。
この利便性を享受し続けたいと願うならば、もうAppleから脱却できないような、いつか全てをAppleに依存する日がくるような、驚嘆と同時に少しの恐怖を感じました。